迷子のときの僕の気持ち(指筆談通訳)

2023/1/23

國學院大学の柴田保之先生の研究室をRAYと訪問。指筆談通訳をしていただくことができました。

アート展について、今度作る冊子について、昨年の迷子のこと。

貴重なお話をたくさん聞くことができました。

 

ところが、ICレコーダの音声録音が出来ていないことが判明。。。(涙)

私が一生懸命取ったメモからなるべく忠実に文章に起こしてみました。

 

今回は、昨年11月迷子になったときのことについてです。

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RAYの言葉

「迷子になったときのこと」

うっかりして帰り道がわからなくなってしまいました。

でも暗闇は怖くなかった。

みんなが心配しているだろうなということが気がかりでした。

明るくなって警察に行けば大丈夫と思っていた。

 

夜じっとしていた。

不思議な解放感があった。

こんな経験も良いなあ。

でも心配しているだろうな。

 

明るくなり始めると不思議そうな顔をされた。

早いうちに保護されないと。

自転車を置いてきてしまった。

後で取りにいこうと思った。

 

歩いているうちに、どこまでいったら警察があるんだろう?

そのうち見つかるさ。

 

この解放感はやめられない。

でも申し訳なく悩んでいた。

 

警察の人は話始めたら、障がい者とわかってくれた。

優しく接してくれた。

 

渋谷で休んでいて、明け方から真っ直ぐ歩きだした。

飲まず食わずでもなんともなかった。

お腹も空いてなかった。

 

コンビニで失敬して通報されるのは、癪なので僕は控えた。

僕は警察が見つかると思った。

家の電話を書いたカードを出すことができれば良かったけど、切羽つまると思い出せない。

怖い人が僕を襲うはずがない。開き直っていた。

交通事故は全く大丈夫。気をつけています。

(指筆談通訳 柴田保之教授)

 

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