7歳のときの絵の意味(指筆談)

【指筆談 x 絵についての想い】
先月、柴田先生の指筆談通訳で、RAYの小さいときの絵の意味を聞いていただきました。
「扉とマンホール」2007
このころは不安でいっぱいでした。
よく思い出せないですが、扉は不安の象徴で、閉じたら開かないもの、閉ざされていて向こうに行けない気持ちを描きました。
この頃、絵を客観的に見ることができませんでした。
見せるつもりもありませんでした。
扉には「不安」が閉じ込められていました。
今は扉が開きました。
(RAY 指筆談通訳 柴田保之先生)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは、RAYが7歳のときの絵です。小学校の支援級1年生の冬でした。
小学校は、通学に電車バスで1時間と大変でしたが、療育の友達がいたこと、先生の支援力も高く、温かいこじんまりした小学校だったので、親子ともども頑張って通いました。
ところが、初めての運動会が秋にありました。
普通クラスと一緒で、みんなで一緒に活動することが負担だったのか、だんだん食事を摂ることが出来なくなっていきました。
もともと極端な偏食で、食べられる種類や量も少なかったのが、しばらくすると給食は牛乳しか飲めなくなりました。教室でもぐったりし、拒食症と診断されました。点滴を入れることも嫌がってできませんでした。とうとう、担任の先生とも相談して自宅近くの支援級に転校することとなりました。
もともと通っていた小学校の学童クラブも温かく、普通級の子供たちと一緒の空間で、優しい施設長さんやスタッフさんに見守られて良い時間を過ごしていました。RAYは学童でずっと建物や人物などの緻密な絵を集中して描いていました。とても良い環境だったので転校せざるを得なくなったことは残念でした。。。
このとき、自分の気持ちを表出する手段を持っていなかったので、RAYがどのような気持ちでいたのかがわからなかったのですが、15年経った今、そのときの気持ちを聞くことができて嬉しかったです✨(母)

Follow me!