特別支援学校 高等部3年(18歳 2019年現在)

3歳で広汎性発達障がいと診断。
その頃から、独特の観察力のある絵の創作をはじめる。

2009年 産経新聞に、セロテープアートの写真が紹介
2012年 特別支援学校夏祭りTシャツ公募で入賞
2014年 町内会の犬のロゴコンテストで入賞
2016年 三宿キラクニで動物Tシャツ制作し、受注販売開始。
2017年3月 「下馬福祉工房のアーティスト&Ray展」
NPOわとわ主催 世田谷区地域の絆補助金事業
2017年7月 初の個展「RAYの世界」開催(駒沢Sカフェ)NPOわとわ主催
2017年9月 国学院大学 柴田教授主催「きんこんの会」の鐘の絵が採用
2018年3月 グループ展「3人の見える世界」(伊佐ホームズ櫟ギャラリー)
世田谷アールブリュットネットワーク主催 世田谷区地域の絆補助金事業

RAYより

「ぼくの絵は、描きたいように描けているわけではない。「描いて」と言われても、自分のイメージでしか描けない。だから、リクエストされても、自分で浮かんだイメージを描かないと落ち着かない。自分自身をあやつるものではない。あふれ出るものをコントロールできない。

あふれ出る絵は、悲しい感情が出ている。だから、悲しみを癒してくれるようなイメージが湧いてきて、そのイメージを絵にしている。みんなも可愛いねと言ってくれる。ぼくの悲しみを癒すために動物を描いている。

ぼくの手の動きは不思議。思い通りに動かないのに、絵は心のイメージが乗り移って思い通りの表現が生まれる唯一の手段です。言葉もそうなりたいです。

ぼくだけでなく障がいのあるお子さんの中にもこうした力を持った仲間がいることを世の中に気づいてほしくて、展覧会に出展しました。こうしたことを通して、世の中の理解も変わっていくとよいです。」

国学院大学人間科学科柴田保之教授の介助付コミュニケーション(指筆談)による

 

絵を描くぼく

絵を描くぼく