大学生とのインクルーシブ授業

今日は夏日でしたね!

今日、國學院大学へ柴田保之先生の研究室にRAYと行ってきました。今年3月の3人展で出品した「きんこんの鐘」の絵を柴田先生に届けに行くのが目的でした。

ゼミ生もいるからとは聞いたのですが、なんとゼミ生5名とRAYという形で、柴田保之先生の指筆談通訳による交流授業になりました。

心の準備ができておらず、RAYもはじめ少し戸惑っていました。しかし、さすが柴田先生のゼミ生、人間開発学部の学生で、教員志望の方で、小学校の支援員や、自閉症のお子さんの家庭教師をされている人もいたり、ほどなくその雰囲気に慣れました。

先に、柴田先生が、RAYの絵のことや、自閉症作家の東田直樹君の説明をされていたとのこと。

そして、RAYが描いた犬の絵やきんこんの鐘の絵について、RAYの想いを指筆談の通訳でお話しました。

また、障がい特性上、誤解を受けやすい自閉症スペクトラムですが、視線を合わせないことの理由をRAYが話し、大学生は視線を合わせることの意識や感覚について意見交換しました。

また、自閉症の人は動体視力が良いことや、物を見る時に部分ではなく全体を見て捉えることなど、物の見方の違いについてや、駅伝の選手がゼミ生にいて、走っている時に周囲をどのように見ているかというような興味深い話にも発展しました。

また、大学生からRAYに聞きたいこと(趣味など)、またRAYから大学生に聞きたいことなど(小学校低学年のころどんなことをしていましたか?など)を質問し合ったりもしました。

RAYは、同世代の人たちが学生時代に経験しできていて、自分が障がいのあるために経験できなかったことに思いを馳せていたようでした… でも今回、同世代がどのようなことをしていたのかという聞くことが出来たことで、心のもやもやがすっきりしたと言っていました。

また、RAYの指筆談も大学生の皆さんに交代で体験してもらいました(柴田先生のゼミ生だけあって、指筆談経験者ばかりで、とてもスムーズでした💓)。

好きな色、好きなこと、好きな食べ物は?という質問に対して、指談と共にささやき声で答えていました。

思いがけないインクルーシブ授業に、はじめ緊張していたRAYも頬が緩んで嬉しそうでした😀

 

 

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