2/25、指筆談のオンラインライブをします!
RAYの参加している、指筆談で当事者が話し合いをする会、「きんこんの会」の有志で、オンラインライブをすることになりました。
私は、企画コーディネータとして参加させていただきます!
オンラインライブの強い助っ人、山崎由莉さんの協力を得て、実現できる運びになりました。
ライブのURL、お知らせします。
↓↓↓
2/25 本番用StremYard
https://streamyard.com/amueyy3ieu
2/25 配信 YouTube
(指筆談のお話会を企画することになった理由)
今回、お話会の企画コーディネートをした理由を考えてみました。
こだわりも強く、お話もうまくは出来ない、広汎性発達障がいのRAYが、「何を考えているのか」をずっと知りたいと思っていました。
そんな折、柴田先生の主催する「きんこんの会」のことを知り、今から10年前に、中学生のRAYを連れて、「きんこんの会」に参加しました。
「きんこんの会」というのは、指筆談という方法で、お話が難しい障がいのある人の気持ちを通訳して、当事者同士で話しあう場です。
「指筆談」は、介助者が、当事者の指や手を支えて動きから言葉を読み取るものです。
RAYが、指筆談の通訳をしてもらって、深い想いを持っていたことを知った時は、本当に驚きました。RAYは色々なことを話してくれました。家族のこと、自閉症のこと、絵についての想いなど。
その日を機に、私のRAYを見る目が大きく変わりました。
「この子は、うまく言葉を表現することはできないかもしれないけれど、心の中には豊かな世界を持っている」と。
それから、ずっと、指筆談が出来るようになりたいと思ってきました。RAYは、親とは指筆談をしたくないらしく、未だに私はRAYとはうまくできません。
でも、指筆談というコミュニケーション方法があることを、必要な人に届けたいという気持ちをずっと持ち続けてきました。
同時に、指筆談のことを他の人に伝える難しさも感じてきました。
指筆談というのは、通訳が当事者の手を持って、微細な動きを読み取るという、コミュニケーションです。当事者の手を支えるという行為が入ることで、客観性という点で、受け入れられないという状況があります。
私自身、大学時代、機械工学科の人間工学の研究室で、腕の動きの計測を研究していました。卒業後は、エンジニアとして、ロボットの開発に携わった経験から、既存の意思伝達装置で、指筆談の客観性を、証明することができないだろうかと調べたりしました。
柴田先生の研究室で、一度、意思伝達装置の実験にも立ち会わさせて頂いたこともあるのですが、機械の精度などの課題もあり、人の通訳と同じレベルで使うにはまだ少し時間がかかることがわかりました。
そんな折、昨年から、きんこんの会の有志のお母さんたちと、七色の風の会という情報交換会を作って、指筆談を知ってもらう活動の近況報告をはじめました。そして、自分が、今出来ることとして、「指筆談のことを必要な人に届けたい」という気持ちがより強くなりました。
そして、柴田先生、神山さん、小林さんに相談したところ、快諾して下さり、今回のお話会の運びとなりました。
当初、リアルでのお話会を予定していたのですが、コロナで、オンラインで出来ないか、由莉さんに相談してオンラインライブという形になりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2/25 13:00−15:00
指筆談お話会 オンラインライブ案内
【指筆談の世界へようこそ】
ちょっと興味がある方、これから使いたい方に分かりやすくお伝えします。
ゲスト
☆柴田保之先生(國學院大学人間開発部初等教育学科教授)
「指筆談とは」
長年、重度障がいの人たちの指筆談について研究実践されてきた柴田先生に「指筆談とは」「どんな人が使うか」などお話を伺います
☆神山晃さん、来地さん
「指筆談の実践」
晃さんは、息子の来地さんの指筆談通訳を始め、他の方の通訳もしています。指筆談との出会い、指筆談のやり方などについてお話いただきます
☆小林圭子さん
「指筆談から生まれた作品」
圭子さんは「浩太朗ハッピープロジェクト」として、一昨年急逝した息子の浩太朗さんの詩、絵画を紹介。今月山梨県立図書館で個展開催
主催 きんこんの会(有志)
共催 七色の風の会、浩太朗ハッピープロジェクト
協力 一般社団法人寺子屋いづみ、チャレンジドハート、かたりんぼ企画
企画コーディネーター 橋場満枝(きんこんの会)
ナビゲーター 山﨑由莉(かたりんぼ企画)