介助付きコミュニケーションについて

RAYが中学生のときに、介助付きコミュニケーションに出会い、RAYの中に内なる言葉があることを知りました。私は、この出会いによって息子の見方が大きく変わりました。

介助付きコミュニケーションには、色々な種類がありますが、RAYが出会ったのは「指筆談」(指談とも言います)と言われるもので、国学院大学の柴田保之先生が広められた方法です。

https://nicodetouch.com/yubidan1st-workshop/

「指筆談」は、今では援助無し入力で、本を何冊も出されている自閉症作家の東田直樹さんも、最初はお母さんとされていたそうです。

障がいを持った方にとって自分の意思を伝えられるか否かは、その人の生命線にもかかわる重要なことです。家族や介護者で、指筆談が出来る方は、障がいのある方の意思を読み取って日常の生活に生かしています。

しかし、この指筆談は、障がいのある人の手の微細な動きを通訳者が触覚を使って読み取る感覚的な通訳方法であるため、習得に個人差が出るため客観性という観点から一般的なものとなっていないのが実情です。このため、この方法を知ってから、どうすれば客観性が証明された認知されるのだろうかともどかしい思いをしてきました。

私は、今は知的財産の講師をしていますが、大学時代、機械工学科で人間工学の研究室に所属し、人間の運動計測を卒論のテーマしていました。また、就職した会社でもロボットの設計開発に携わったことから、この指筆談が科学的に立証出来ないだろうか?とずっと考えていました。

そんな折、たまたま見つけた、つくばのサイバーダインという会社で、「CYin」(サイン)という意思伝達装置が販売されていることを知りました。サイバーダイン(株)は、介助用のロボットアシストスーツHALを作っている会社です。

意思伝達装置「CYin」サイバーダイン㈱

意思伝達装置「CYin」は、ALS等で会話出来ず身体を動かすことが出来ない人の意思を知るために、意思が発せられたときに身体に生じる「生体電位」を検出することにより、その人の意思を知ろうとするものです。

https://pulse-beat.com/articles/6zNyX

今後、このような意思伝達装置を活用することによって、指筆談による通訳が科学的にも立証されて世の中に広まっていくことを期待しています。

 

(参考)

介助付きコミュニケーションの勉強会をしているところ

1)NPO法人こつこつ https://kotsu2.or.jp/about/

指筆談などの介助付きコミュニケーションの勉強会をされています。

※ RAYのHPでは、NPO法人こつこつの活動を応援しています。

ショッピングサイトの売り上げの一部を寄付します。

2)NPOあかり https://akari2006.or.jp/

3)ひらめき塾  http://hirameki-sj.jp/2019/02/01/%e4%bb%8b%e5%8a%a9%e3%81%a4%e3%81%8d%e3%82%b3%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%8b%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%81%ae%e4%bc%9a/

 

 

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