去年の就活をふりかえって
去年の就活をふりかえって
去年の慌ただしい就活を、一年経った今、ようやくふりかえることができるようになりました。
去年は、RAYの実習のさなか、突然、昨年秋に、夫が大動脈の病気で1か月近く入院することになり、折しも、私の父も同時期入院となり2か月後に天に召されてしまうという悲しい出来事もありました。
父や夫の入院前までは、RAYの就職先として、RAYのこれからの長い人生を考えて、生活介護施設で、RAYに合うアート系の施設に就職出来たら良いかもしれないという気持ちもありました。
このため、折角の機会なので、区内だけなく区外、県外まで足をのばして、生活介護施設の中で、アート系の施設がどのようなものなのか見てみることにしました。
安曇野のシュタイナー療育(森の工房)
遠くは長野県安曇野(一般社団法人シュタイナー療育センター森の工房)や、藤野市、横浜市青葉区、港北区、目黒区の施設など色々見学しました。
どの施設も、絵画、織物、手工芸、木工などユニークな取り組みをされていて、利用者さん個人に合わせた作業をしていました。
森の工房にて
3年前から、RAYは自家用車が乗れません(マイクロバス以上の大きさはOKですが)。このため、車が無いと生活出来ない場所は候補から落とさざるをえませんでした。
交通の便から、引っ越しを考慮したとしても、ここなら何とかなるかもと思えたアート系の生活介護の施設が区外に見つかり、夏に実習の予約をお願いもしました。
ところが、秋になり、父が入院し、続いて夫まで入院ということになり、双方の病院への通院介護もあり、区外への施設の実習どころでは無くなってしまいました(泣)。
そして、退院後も健康に不安のある夫のことも考えて、自宅から一番近い生活介護の施設に決まりました。アート系という訳ではありませんが、丁寧できめ細かなスタッフさんがいる安心出来る施設だったので、気持ち的に実はほっとするものがありました。
現在の施設に決まってから、区外の施設には無い地元の良さにあらためて気づかされました。
RAYが通う生活介護施設
まず、スタッフさんが丁寧に接して下さるので、先のぶろぐでも書いたように、RAYも生活が落ち着いてきて出来ることが増えてきました。
また、住居を引っ越す必要も無かったので、地元のお友達と、知り合いの絵画講師の先生と共に絵画教室を立ち上げることも出来ました。その他、これまで続けてきた習い事を続けることが出来て余暇活動も充実しています。
そして、何よりもRAYも私も、精神的にも肉体的にも無理をしないで、生活が落ち着いてラクになったことが一番大きいことかもしれません。
ふりかえってみると、昨年一年間、青い鳥を追いかけていたのかもしれません。
家族の入院により現実に引き戻されたことで、青い鳥は目の前にいたことに、あらためて気づくことが出来た気がしています。