第1回アートワークショップ

第1回アートワークショップ

先日、世田谷アールブリュットネットワーク主催の第1回アートワークショップに参加しました。

参加者は、今回は3人。偶然にも、皆、社会人1年目同期です。

1人は普段の絵画教室でも一緒のEちゃん、もう1人は同じ高校だったY君。Y君は初めて一緒に絵を描きます。美大でご一緒のボランティアスタッフもお一人来て下さいました。

今日は水彩画。

講師の前沢先生が、新しいホルベインの水彩絵の具セットを渡すと皆、目をキラキラと嬉しそう。水彩絵の具のほか、コピックペン、色鉛筆、ポスカを準備しました。

でも、水彩画にとらわれず、本人の好きな画材を自由に使うようにし、本人の気持を何よりも大事にします。

絵のテーマも、先生も一応、動物や植物などの図鑑を用意して下さいましたが、自分で持参してきた絵のテーマに3人ともいきなり入り込んで行きました。

Eちゃんは、ハトと葉の絵。

丁寧に正確に描いていきます。また色も線からはみ出すこともなく綺麗に塗っていきました。美しいハトと葉の絵が出来上がりました。Eちゃんは一作目が出来上がると、その後は自分のすきなキャラクターの絵を丁寧に緻密に描いていきました。

 

Y君は自分の好きなキャラクターの絵。

細かく緻密で精確な線を引いていきます。形が出来上がると、ご持参のもの百本以上はあるコピックペン(プロ仕様です)を入れた袋から色を選び出し集中して塗っていきました。途中何度かお茶休憩を入れて、2枚制作しました。どちらも細かい線を丁寧に描いてから色も精確に塗り込んでいました。

そして、RAY。RAYは絵のテーマは何と仏像。

「平安の美仏大百科」枻出版社発行 P.124より

事前に図書館で画集を数冊選びに行きました。仏像の本もあり興味があるようだったので持って行ったのですが、絵もこれが描きたいと決めていたようです。

阿弥陀如来坐像の絵を描き出しました。いつものように自分でとらえた形をデフォルメしています。

色も黄色、緑と原色をそれぞれ水で薄くのばして水彩絵の具の発色を高めるようにします。先生にこの絵の具は薄く塗ってからあとで重ねていくと良いというアドバイスを頂きました。

RAYは途中でお茶休憩を入れながら、3枚仏像の絵を描きました。3枚とも同じ阿弥陀如来坐像なのに形も色もかなり違う捉え方をするのでユニークなものが出来上がりました。第2作目は埴輪(はにわ)のような顔付きだなと思いました。

RAYは最近全く水彩画を描いていなかったので、今回どうかと思いましたが、最初に色鉛筆で形を描くと、その輪郭線の中を、黄色、緑色と自分で色を決めて塗ることができました。

阿弥陀如来坐像(2作目)

第1回目のワークショップでしたが、同じ絵の好きな同年代の仲間と一緒に絵を描けたことが、とても楽しかったようで、絵を描いているときのRAYの表情が生き生きと嬉しそうだったのがとても印象的でした。

 

 

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