スローチャイルド
スローチャイルド
RAYは4月から通い出した、生活介護の施設(いわゆる作業所)の生活が、だいぶ落ち着いてきました。職員さん達がきめ細かくRAYのことを支援して下さっていることが大きいです。
おかげで、今まで出来なくなっていたこと(小学生のとき出来ていたのに、思春期(高校位から)でパタッと出来なくなったことが色々あります。思い返せば、高校時代は思春期&反抗期まっただ中。こだわりだけでなく、自傷や座り込み、破服など、いわゆる行動障がいのオンパレード。まさに、暗いトンネルの時代でした。)が、少しずつ出来るようになってきました。
高校運動会の時の座り込み(このときは柔道着での参加だった…)
たとえば、
・プールへの入水拒否
小学校の時は、潜ったり、少しだけ自力で泳いだり、ビート板泳ぎも出来ていたのに、高校ではプールにほとんど入りませんでした…
・床屋さん拒否
高校2年生まで、普通に行けていたのにパタッと拒否
生活介護の施設では、何と出張の理美容サービスが定期的にあります。これまで、バリカンを使ったことがなく、床屋さんも2年前の高2から拒否していたので、ずっと母がRAYの髪を切っていました。
それが、今年。
施設での理美容サービスの初トライで、最初からバリカンを使っての理美容成功!2ブロックカットでさっぱりとした髪型に切ってもらうことが出来ました。1クリア、やった!
また、夏になり、屋上のプール活動があった日、無理かな?と思っていました。それが、何と初日から入水出来たという報告。またまた、2クリア、やった~
床屋もプールも、しばらく無理かなと思っていただけに、本当に嬉しかったです。こんな些細なことでも喜びを感じることが出来るのは、障がいのある子を持たないと分からないかもしれません。
あと残るは、中3から始まったの乗用車とタクシーの乗車拒否…
公共の交通機関、施設の送迎バスと自転車はOKなんだけど。家族旅行も車で行けるとラクで良いのだけどなあ。電車、バス、飛行機、船はOKなので、大体の所には行けるのですが、重い荷物を背負っての移動は、アラカンの父母にとって体力的に結構しんどい… 旅行に行くこと自体が、段々めんどくさくなっているこの頃。
近所の庭園散歩中のRAY
まあ、RAYは、スローチャイルドなんだから焦らずに「待つ」としよう。これも、せっかちな親達の「待つ」修行かもしれない。