栃木のココ・ファーム・ワイナリー(こころみ学園)見学をしました!
栃木のココ・ファーム・ワイナリー(こころみ学園)見学をしました!
先週の金曜日と土曜日、区の手をつなぐ親の会のバス施設見学で、RAYと夫と、ココ・ファーム・ワイナリーを見学してきました。
出発の日はあいにくの大雨。前の週には、台風19号のときには、ココ・ファーム・ワイナリーのぶどう畑も斜面が崩れ、300本の木が流されたそうです。
「ココ・ファーム・ワイナリー」
栃木足柄市、38°の傾斜のある葡萄畑の麓に、知的障害のある子ども達のための、こころみ学園)が昭和44年に設立されました。川田昇先生が、私財を投じて、障害のある子供達の生活の場として入所施設と働く場を作りました。今では、18歳から80歳代の方まで、主に生活介護の障害者約150人の方が昼間は出来る仕事をしながら暮らしていいます。ここでも高齢化問題があるとのことで、高齢者の看取りまでもされるそうです。
見学を通して印象に残ったこと。
・子供達には、強制的に仕事させるのではなく、その子に合わせて焦らずひたすら「待つ」姿勢が大事だと言われていたのが印象的でした。
かなり重度の難しいお子さんが入所希望を出されたときに、園長先生が、「ゆっくり育てましょう」と15年間じっくり見守って、仕事が少しずつ出来るようになった方がいたそうです。とにかく焦らないことです、と強調されていました。(せっかちな私は身につまされます…)
・そして、高齢になっても、出来る仕事をすること。
・栃木での傾斜のあるぶどう畑の農業の仕事ですから、決して楽ではありません。4つの我慢を教えるそうです。
- 暑いこと
- 寒いこと
- お腹がすくこと
4.眠いこと
(デスクワークでエアコンに慣れてしまった私にはキビシイ)
こころみ学園で出会った「子どもたち」(ここで暮らす知的障害者達のことを、親しみと敬意をもって、こう呼ぶそうです)の顔は日に焼けて体もたくましく、自信に満ちた農夫の顔をしていました。
子どもたちは一生ここで暮らしていくことになります。その子どもたちの人生を全力でサポートする園長先生をはじめと支援者たちの心意気と覚悟をしっかりと感じられた、素晴らしい施設でした!
最後に。
お土産に買ってきた、ココロゼ(ロゼワイン)。
後味がすっきりとして甘すぎず、でもフルーティーで本当に美味しかったです!(ここのワインは一流レストラン、国際線ファーストクラスでも出されるとのこと)。