ドキュメンタリー映画制作のお知らせ
ドキュメンタリー映画制作のお知らせ
昨日、国学院大学たまプラーザ校舎で開催された、きんこんの会にRAYと参加してきました。
会の最後に、当事者のお母さんの溝呂木さんから、ドキュメンタリー映画制作のお知らせがありました!
溝呂木さんは、とても積極的な方で、何年も障がいのあるお嬢さんの指筆談の映像を撮りためてこられ、何人もの映画監督にもドキュメンタリー映画の制作を依頼して断られてしまったそうです。このため、お一人で映画を作るとお話されていました。
そして、なんと!手塚眞監督(手塚治虫さんのご長男)が関心を示してくださったとのこと。
いきさつは、溝呂木さんが、ホンマルラジオ恵比寿スタジオにて、お子さんの梨穂さんと柴田保之先生の話をする機会に恵まれました。そのとき、同じゲストとしていらした映画監督の手塚眞さんにお気持ちを伝えたところ、その場でドキュメンタリー映画を製作して下さる話にまとまったそう。http://honmaru-radio.com/izuhina123_happy0069690155/
監督は、「素晴らしいことだ」とおっしゃって下さり、費用も心配いらない。いろいろやり方ありますからとのお話。現実に、このような奇跡的な出会いというのがあるのだなと、あらためて感心しました。
きんこんの会では、毎回、気持ちをうまく伝えられない障がいをお持ちの当事者達の気持を、介助付きコミュニケーション(指筆談)で柴田先生が主として通訳して、話合いが行われます。
これまでも、特に、やまゆり園の事件のことについて、当事者達は、ずっと一生懸命話合ってきて、ブログなどを通して発信してきました。柴田先生自身も、やまゆり園の入所者の方や職員さんにも聞き取りに行かれたり、指筆談でインタビューされたり活動されてきました。
しかし、一番大事な当事者の声を、マスメディアなど社会的に認めてもらうことは難しく、当事者やそれを見守る親達も何とかこのような当事者達の生の声を聞いてもらうことは出来ないのだろうか、ともどかしい思いをしてきました。
科学的に認められないものは信じられないというスタンスにより無視されてきました。是非ドキュメンタリー映画を機に介助付きコミュニケーション(指筆談)が社会的に広まり、障がいがあって自分の気持ちをうまく表現出来ない人であっても、心の中にはたくさんの気持や思いがあることを知ってもらいたいと切に願っています。
ドキュメンタリー映画の内容は構想中とのことですが、出来上がりが楽しみです♪