初の介助つきコミュニケーションのスピーチ!?
初の介助つきコミュニケーションのスピーチ!?
5/25の介助つきコミュニケーション研究会では、いつかお会いしたいと思っていた、戸谷百花(とやももか)ちゃんに会うことが出来ました!
百花ちゃんは、この3月、もみじの家(医療的ケアの重症心身障害児のショートステイ施設)で行われた医療的ケア児者の主張コンクールで準グランプリを獲得されました。
このスピーチ、実は、とても画期的なことなのです。
どうしてかというと、コンクールという公的な場で、お母さんの指筆談通訳でのスピーチということがきっと(おそらく?)初めてだからです。
前にもぶろぐで書いていますが、指筆談は、科学的に立証されていないという点から社会的な認知度が低いのです。
(介助者が、障がいある人の手や身体に触って動きを感じ取るという通訳の仕方であるため、介助者の言葉では無いかと懐疑的な人が多いのが事実です。)
(何とか科学的に立証するため、この3月に代理店のダブル技研さんの協力を得て、柴田先生とともに、中途障がいのあるH君に実験台になってもらって、サイバーダインの意思伝達装置Cyinのデモ実験を行ったところです)
親や介助者は、目の前の障がいのある子が何を伝えたいか知りたくないはずはなく、社会的な認知を待っている暇などありません。
このため、今や全国各地で、指筆談を含む介助付きコミュニケーションの勉強会の輪が広まっています。
そんな中での指筆談によるコンクール参加と準グランプリ受賞は、指筆談を社会的に認知してもらった快挙と言えるでしょう。
百花ちゃんのスピーチは下記の動画を参照下さい。
「医療的ケア児者の主張コンクール」「じがかけるようになって、つたえたいこと」
(戸谷百花/埼玉県)=準グランプリ