初めてでも筆談ができる人・できない人

前回からの続きです。

先日、RAYが通うわんぱくクラブ育成会のお仲間と一緒に、國學院大学の柴田保之先生の筆談勉強会に参加しました。

お仲間は、30代のKさん。

Kさんは、右手に麻痺のあり、発語は難しいです。

初めての参加です。お母さんは、「自分の子供は、きっとひらがなも知らないかもしれないから、筆談なんて無理かも」と心配されていました。

ところが、柴田先生にやり方を教えてもらい、お子さんの手を支えてペンで、○✖️を書くことも、自分の名前もノートに書くことも出来てしまったのです!

一緒にいらしたKさんの妹さんも出来ました。

ペンだけでなく、お子さんの指を支えて、自分の手のひらに書いてもらうことも、先生の説明で、感覚を掴まれました。

お二人に共通して、柴田先生が言われた「筆談のポイント」のは下記のとおりです。

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1. 右手に麻痺のあるKさんは、手首に力が入ってしまうので、手首の動きをおさえるように、介助者が手を包みこんで、小さな動きを感じるようにすること。

2.大きな動きでなくて、微細な方向性の動きを感じる力が大事です。大きな手の動きと、ふわふわとした小さな動きを感じ分けること。

3.ひらがなで、飛ぶ文字を認識するのは難しいので、最初は、知っている名前を書いて練習すると良い。

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Kさんの初めての言葉。

「すごい。みらいがひらけてきました。ずっとかきたかった」

翻って、RAYの場合。

RAYは柴田先生のところに、8年以上通っていますが、いまだに、私は筆談ができません。

というか、正確にいうと、RAYが手を触らせてくれず、筆談の練習ができない…(涙)

その理由も聞いてもらったですが、「人に触られるのが嫌い」なのだそうです。

自閉傾向のあるお子さんは、この理由から筆談が難しいお子さんが多いようです。

PCのキーボードでのタイプ練習もしてみたのですが、あまりやりたがらず、進展が無いのが残念です。

RAYの場合、発語が少しあるので、そちらのコミュニケーション能力を伸ばしつつ、地道に筆談も練習しきたいです。

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